ケアプランを同業者に見せるかどうかはともかく、お客様(ご利用者様や家族など)にケアプランの説明ができないとなれば問題だと思います。「見せられないケアプラン」が多数という現状があるなら、正直にケアプランをつくり、お客様にお見せしている施設は、「他の施設とは違うなあ」と、評判を勝ち取ることができるのではないでしょうか?

 一般のビジネスモデルでは、契約が成立する前にその製品やサービスの仕様は明らかにされています。そんな素敵な製品なら買いましょう。そこまで嬉しいサービスなら契約しましょうと言うのが一般的です。そう言う意味でケアプランは、お客様に説明するサービス仕様書であると言えます。

 ある経営の勉強会で、この話をしたところ、親の介護を抱える世代が多かったこともあり、利用者の家族の立場での感想をいただきました。「今は体験入居してみるしか、サービスの良し悪しを判断することができない」、「ケアプランを説明する施設は、それだけで良い施設だと判断できそう」などなど。

 入居検討者にケアプランを説明すれば、それはコミットメントになります。そう言う経営をするかどうか、一つの挑戦ですが、そう言う覚悟を持ってやっている施設も増えつつあると信じています。私たちもそれを信じてチャレンジをして行く覚悟です。続きはまた。

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